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執筆者の写真真一 望月

思わずヒントをもらいました。


来年2月に人生で初めて相撲を観に行きます。

相撲の知識はほぼ無く、予習も兼ねてNetflixで配信中の「サンクチュアリ聖域」を鑑賞。


その中で思わず、そうそうと納得したシーンがあった。


稽古中に力を上手く使えない主人公の力士に、先輩力士が

「親指から順番に拳を握ってみろ」

「小指に一番力が入ります!」

「そうだ小指を鍛えろ」

みたいなシーンがあって、そこから主人公は小指での懸垂、指立て伏せなどトレーニングをして強くなっていきますが、

僕も整体の中で小指を使うように運動指導することがあります。


効果としては力を上手く使うというよりは、肩こりや腕の痛み、腱鞘炎などに効果があるからです。

本来一番力が入るはずの小指(第5指)が上手く使えず、親指(第1指)、人差指(第2指)を多く使ってしまうことで腱鞘炎や腕の疲れが出て、結果として肩コリや首コリに繋がります。

腕全体の筋肉が硬くなってしまい、上手く使えていない方もいますが、まずは自分でもケアができるので、その方法をお伝えします。



まずはコップなど何か物を持つ際に、第5指から4、3、2、1指と触れるように習慣付けます。

これだけでも今まで第1指、2指に頼っていた負荷が分散されます。

内側に力が入るのではなく、外から力が伝わっていくので、結果として巻肩も改善していきます。


運動としては第1指、2指を使わずに、中指、薬指、小指の第3、4、5指のみで10~30回くらい握る練習をします。

次は3、4、5指を握った状態で手のひらを内側、外側と捻る動き、

気持ちよく伸びる範囲で内側、外側と15回ずつくらい繰り返します。



最後に同じように握った状態で、腕を耳につけるように上にあげ、第1指を後ろに向けながら腕を後ろに1秒間伸ばしていきます。

今度は手のひらを内側に捻って第1指が前を向いた状態で同じように後ろに1秒間伸ばしていきます。

できれば後ろに伸ばす際に3つの指を握りながら。

これも内側、外側と10回ずつくらい行ってください。



反対の腕も同様に行いますが、痛みや違和感がある場合は無理をしないでください。


仕事の合間や一日の終わりにぜひ試してみてください。

大抵の指、腕、肩のトラブルは解消できます。



小指に力が入らないと拳だけでなく、刀や拳銃は上手く握れない、映画などで、ヤ○ザが小指を落とすシーンもちゃんと意味があるのかもですね。


パソコン、携帯、料理など、姿勢や体を上手く使えないと筋肉のコリが出てきます。

もちろん今回のは人によっては対症療法でしかなく、根本の原因は体幹部の筋肉の硬さがあるため骨盤が安定せず上半身の筋肉に頼っている、頭の位置が悪い、そもそも姿勢を維持できない、などの可能性もあるので、その際はご相談ください。


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