体が柔らかい方がパフォーマンスが上がる?
・ケガ予防ためにストレッチをしている
・可動域を広げたいのでストレッチをしている
・体が硬いから動きが悪い
・運動の前はストレッチをする
・開脚できるようになりたい
まず確認しておきたいのは体の柔らかい人でも怪我はするし、痛みが出る。
関節の柔らかさと筋肉の柔らかさは別で考える必要がある。
■怪我予防のストレッチ
ストレッチをして一時的に関節が動くようになっても、関節に付随する筋肉が硬い状態であれば伸びない筋肉が伸ばされることで痛み出ててしまう。
更に、その人が本来持っている関節の可動域のバランスを崩すことで筋肉には負担がかかり肉離れなどの怪我を誘発することに繋がる。
パフォーマンスアップのためにストレッチをして可動域を広げたいのであれば同時に筋肉も調整して動くようにしておかないと怪我につながってしまう。
バレエをやっている方は体は柔らかいのに痛みが多く出てしまうのは、関節は動くが筋肉が硬いためだと考えられる。
運動前のストレッチもやり方によっては怪我に繋がるし、パフォーマンスも低下してしまう。
筋肉が硬ければ、血流が悪い。そのため運動前に準備運動をしないと血流が流れず動きにくい状態になっている。
筋肉に硬さのない、野生動物、子どもはストレッチをしなくてもいきなりダッシュできます。
ストレッチをしないと動けないという人は筋肉を調整することで、すぐに動き出せる身体に変わっていきます。
またジワーと10秒以上かけて行うストレッチは身体を緩め過ぎてしまい、伸長反射が起きにくくなり、力の入り方が弱くなります。
これは整体の施術でも緩めすぎる起きることです。
運動前は伸ばしたりしても3秒以上は行わず、筋肉に刺激を入れる感覚で行うとスムーズに動けると思います。
■体の硬さと運動能力
・体が硬いから動きが硬い
・もう少し体が柔らかければ
と運動時に思う事もあるかと思います。
これは競技によっても、自分がどんな身体を目指すかによっても変わってきます。
・体が硬いのに怪我をしない
・体が硬くフォームが変なのに力がある
という人が周りでもいるかと思います。
体が硬い人は、もしかしたら筋肉も硬いので怪我をする手前かもしれませんが、同時に関節も硬いので無理な動きをしない、自分のバランスを理解して動いているので怪我をしないことが多いです。
また体が柔らかすぎると地面などからの反発を得ることができずに力が伝わりにくいことがあります。
柔らかい枝と、硬くてしなる枝を地面で曲げた時に遠くに跳ねるのは硬い枝だと思います。
一歩間違えれば折れてしまう事もありますが、硬い方が力が伝わりやすいのは事実です。
アスリートの方は、ケガする一歩手前くらいの方がパフォーマンスは発揮できるので、施術家と筋肉、関節の状態を調整しつつ、自分のバランス、最大限の力が出せる状態に身体を維持できると良いです。
ストレッチも全てがダメというわけではないので、
・自分がどんな身体になりたいのか
・それができるようになってどんな効果があるのか
・リラックス効果、競技特性
などを考えて取り入れるのが大事です。
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